健口トレーニングゲームアプリを開発!
iCAT創業20周年を記念した新規事業!スマホゲームで遊んでいるうちに健口に!?
高齢者や子どものお口の機能不全をゲームで予防・改善する顔画像認識と音声認識を同時に活用した世界初のスマホゲームを開発中。アプリを無料ダウンロード可能にして国民に健口を普及させるため、プロジェクトをサポートしていただける方を大募集します。
近年、高齢者において加齢に伴う虚弱を意味する「フレイル」という言葉が注目されています。現役を引退すると、これまで忙しくて動かさなかった“体” に気を配って散歩や体操をはじめる方が多くいますが、それはまさに「フレイル予防」と言えます。その反面、仕事で日常だった会議やプレゼンをしなくなるなど “口”を動かす機会が極端に減り、知らぬ間に滑舌の悪化や食べこぼしなどお口の衰えが顕著になる方も多くいます。
それら症状は歯科領域で「オーラルフレイル」として問題視されはじめ、「口腔機能低下症」という病名で健康保険が適用され(65歳以上、2018年)、さらにその後、早期発見・早期対処のために50歳以上に適用年齢が拡大されました(2022年)。
いつまでも健口で“美味しく食べ、楽しく話したい”という一般の方の関心も少しづつ高まってきたためか、近頃ではオーラルフレイルというキーワードをさまざまなメディアで目にするようになりました。
一方、子どもにおいても無意識にお口が開きっ放しになる「お口ポカン」や発音障害などに対して「口腔機能発達不全症」という病名で健康保険が適用され(15歳以下、2018年)、さらにその後、18歳以下に適用年齢が拡大されるなど(2022年)、お口の発達不全が問題視されるようになってきました。
現在、それらオーラルフレイルやお口の発達不全に有効な治療法はなく、継続的にお口の体操・トレーニングを実施することが最も効果的であるとされていますが、単調で面白みがないため長続きせず、記録が残らないので実際に実施したかどうかもチェックできない、といった課題がありました。
そこでiCATは、様々なお口の体操・トレーニングを高齢者や子どもと親和性の高いカジュアルゲームにすれば楽しく遊べることで習慣化され、これら課題の解決に繋げられる、しいてはそれがオーラルフレイル予防やお口の発達不全解消に繋げられる、と考えました。
ゲーセンは高齢者の「憩いの場」へ
…カプコン、介助士配置、血圧計も用意
高齢者の健康づくりに「eスポーツ」
NTT東、仙台しなどがゲームの効果検証
その第1弾となるのが「パ・タ・カ・ラ」の4文字をそれぞれできるだけ早く連続して発声する、通称「パタカラ体操」をゲームアプリ化した「PaTaKaRUSH™(パタカラッシュ)」です。
プレーヤーはスマホのインカメラで自分の顔が映るように位置を調整し、繰り返しスピーディーに「パ・タ・カ・ラ」を発声し、それが音声認識機能によって文字変換され、その文字が飛んで対象を破壊していく、いわゆる「破壊ゲー」と呼ばれるジャンルのゲームになります。
テンポよく発声することでコンボ技が発動する、スコアがランキング表示される、プレイ履歴が記録される、など、ゲームとしての面白さ・ヤリ込み要素を盛り込み、ゲームに親和性の高い高齢者や子どもが“ゲームで遊んでたら知らないうちにお口のトレーニングができていた”と感じるような、いわゆる「シリアスゲーム」でもあります。
ゲーム性があることで、同じく単調になりがちで長続きせず、実際にやっているかどうか把握しづらいとされている小児矯正のMFT(口腔筋機能療法、Oral Myofunctional Therapy)にも応用できるのではないかと考えています。
また、顔画像認識と音声認識機能を同時に使用する世界初のスマホゲームであり、ヘルスケア業界だけでなくゲームアプリ業界にとってもインパクトのあるアプリとなります。
今後、PaTaKaRUSH™に続けてオーラルフレイルに有効な様々なトレーニングメニューをゲームにしてシリーズ化する計画ですが、ゲームログが蓄積できるようにすることで将来的には健口ビッグデータを構築し、オーラルフレイルの予防・改善に繋げたいと考えています。
まるで顔ハメ看板!? 自分の顔を映しながら発声
さまざまなステージで遊べる
連続発声でコンボ技が発動
スコアが記録され全国ランキングやプレイ履歴も確認可能
PaTaKaRUSH™は現在開発の最終段階ですが、正式リリースに先行して昨年9月29日~10月1日に開催された国内最大級の歯科展示会、第9回ワールドデンタルショー(クインテッセンス出版社)において、当社代表でもある歯科医、十河をゲームキャラクターに採用した歯科医Ver.のデモ版をお披露目しました。
将来的に、この歯科医Ver.をはじめとして、医療機関・高齢者施設・企業健保などで、自院の患者・入所/通所者・社員とその家族が各々の端末でプレイしたゲーム履歴を、医療従事者・施設職員・健保組合などが一元管理できる、コーポレートパッケージとしてリリースする予定です。
また、住民の健康に対して高い意識を持ついくつかの自治体からお声がけいただき、自治体主催イベントで自治体Ver.をお披露目しました。ご当地ゆるキャラをゲームキャラクターに採用し、プレイ画面の背景にその地域の名所・観光地を入れることで、多くのイベント参加者から「楽しみながらお口の健康を意識するきっかけになった」と大好評を博しました。
本プロジェクトの直近の展開は以下を予定しています。
・β版リリース(24年7月予定)
・製品版リリース(24年夏~秋予定)
・コーポレートパッケージのリリース(24年秋予定)
・第2弾ゲームを含むプラットフォームアプリ『The健口アイランド』リリース(24年末頃予定)
※現在アプリのリリーススケジュールが遅延しており、当初予定から変更されております。
申し訳ございませんが、より良いアプリの実現に向けて鋭意努力しておりますので、もう少々お待ちください。
上記マイルストーンを着実に進捗させ、同時に、国民の健口普及啓発のため、一般の方には当面無料で遊べるアプリとして提供したいと考えており、歯科医の先生方を始めとする歯科業界関係者の方々はもちろん、医療機関様や高齢者施設様、企業やその他法人様、個人の方々も含め、幅広いサポートをお願いしたいと考えています。
さまざまなトレーニングゲームを追加してプラットフォーム化
飽きの来ない“ゲームセンター”に!
健口トレーニングゲームアプリ開発にあたって、応援メッセージをいただきました。
※五十音順。写真/先生名をクリックするとメッセージが表示されます。
十河 基文先生、iCAT創業20周年おめでとうございます!そして、いよいよ超高齢社会のデジタルヘルスケアに参入ですね。オーラルフレイルは、そうだとわかっていても良い対処方法がないことが、世の中に広まらない理由のひとつでした。
先生の健口トレーニングアプリは、大阪らしくお笑いのテイストがいいですね。スマホカメラで映した自分の顔が着ぐるみのキャラクターに反映するので、これなら大人も子供も遊びながら楽しく続けられそうですね!
iCAT設立から20年。持続、継続は信頼の証し。今回のゲームをしながらのオーラルフレイル予防、デジタルヘルスへの参入と、自分にできないことを常に前向きに進む人は賞賛に値します。心より応援しております。
天王寺高校、阪大の先輩であるアイデア創出達人の十河さん、いや十河先生を応援します!
「歯の欠損を義歯やインプラントで補えば噛めるようになる」、これが常識ではなくなってきました。なぜか?
それは、「口腔機能(舌や口唇などが協調した筋活動など)」の重要性が、時に見過ごされてきたためです。
十河先生が開発されたパタカラッシュはゲームをしながら口腔機能を評価し、向上させる画期的なデバイスなのです。
東北大学 名誉教授、前共創戦略担当理事・副学長
十河先生、iCAT創業20周年、おめでとう!そして、このタイミングでのゲーミング型の健口トレーニングアプリ開発へのクラファンとは…。
20年たっても、熱い思いはまだまだご健在なようで、いろいろと仕掛けますね!
今でこそ、政府などからの支援もあり、スタートアップや大学発ベンチャーが大はやりですが、20年前は「大学辞めて何考えてんの」ってな感じでしたね。
大学発ベンチャーから成長し20年続いている企業は、全国見回してもほんのわずかです。
それも歯科関係ということで、iCATは私ども歯科イノベーションに取り組んで来た者にとっての誇りです。
皆さん、今回のクラファンを通して、是非、iCAT、そして十河先生を応援しましょう!
日本老年歯科医学会前理事長
2018年に保険歯科医療に導入された「口腔機能低下症の管理」がまだまだ普及していないなか、十河先生のユーモアと情熱により、健口トレーニングアプリが普及し、国民のお口の健康が向上することを楽しみにしています。医科の分野では、「治療アプリ」が高血圧の保険診療にも使用され始めました。これに続くことを期待します。
「よく噛んで元気になろう!」iCATで歯科からの大学発ベンチャーで名を馳せた十河先生の次なる一手は「オーラルフレイル」です。
よく噛むためには、歯が揃っているだけではなく、顎を動かす筋肉や口唇、舌の絶妙なバランスが必要ですが、お年寄りからZ世代まで「気付けへんうちに何となしにお口のトレーニング」ができる、そんなアプリの開発を全面的に応援します!
奈良県歯科医師会 会長
敬愛する十河先生、iCAT創業20周年誠におめでとうございます。
十河先生はいつも奇抜なアイデアを提案し、実践されてこられ、歯科医療界においてもとても有意義な発展にご尽力いただいています。「8020」運動は国民にも浸透し、50%以上の達成率です。しかし、現実的には60歳で15本、80歳で無歯顎の方もたくさんおられます。私は「9028運動」を推奨しています。平均寿命が延び、何歳になっても口腔内には28本の歯(自分の歯+人工の歯)が存在することが重要です。最近では、歯科医療もデジタル化によって高精度、効率的、安全な治療が行えるようになってきました。
一方、全身の健康のために「お口の健康」が注目され、「美味しい食事」と「楽しい会話」による「QOL向上」が重要とされています。お口の機能が衰えることを「オーラルフレイル」といいますが、予防には体と同じように日々の「お口トレーニング」が大事です。しかし「散歩」や「体操」以上にわざわざのお口トレーニングが面倒なのも事実です。それを日々スマホゲームで遊ぶことによって、知らないうちに楽しみながらトレーニングになるとは十河先生らしい発想です。
がんばれ!健口トレーニングプロジェクト!
加齢と共に衰える「舌」の力を鍛えるために皆さんはどうしますか? 様々な訓練方法がありますが、面白くなければ長続きしません。
ゲームアプリで舌の訓練を楽しめたらいいですよね。そんな国民全体の健口増進を目指す歯科の大学発ベンチャーとして先頭を走っているiCATさんの発想を応援します!
十河先生とは大学の同じ研究室で出会ってから30年近い付き合いになりますが、その中でアイキャットも20周年を迎えたのですね。よちよち歩きだったアイキャットも成人を迎えて、いよいよ企業の精神である技術を通じて社会に貢献することが期待されますね。その意味でも「口から健康アプリ」は簡単に使え、かつ知らず知らずのうちにお子さんの口腔機能の発達を助け、高齢者の口腔機能の維持回復を助けるものとして大いに期待しています。何といっても全身健康はお口からはじまるものですから。
一般社団法人日本老年歯科医学会 理事長
みなさん、フレイル、とか、オーラルフレイル、とか、「口腔機能低下症」という言葉をご存知ですか?
口の機能の衰えが、栄養摂取に悪影響を及ぼし、身体全体の筋力の低下や抵抗力の低下、要介護や死亡につながっていくという概念です。
むし歯や歯周病、義歯の不調によっても起こるので、これらを直すことも重要ですが、その様なことはなくても軟食や人との交わりの減少などによって口を使わなくなることによっても生じます。
口のトレーニングが重要ですが、みんな何かきっかけがないとなかなかやってくれません。そんな時にはこのようなゲームが大変効果的です。
効果が分かりやすいので、モチベーションアップにもつながります。このゲームを国民の皆様がご自宅などでやってくれるといいですね。
一社)日本デジタル歯科学会 前理事長
十河先生、相変わらずご活躍ですね。スマートフォンの「カメラ機能」と「音声機能」の両方を使った「オーラルフレイル」の「トレー二ングアプリ」を開発されているのですね。
また「パタカラ体操」でトレーニングをしながら、同時に「活舌検査(オーラルディアドコキネシス)」を行って日々の利用状況をクラウドで管理出来るのは、患者さんの状況を「見える化」できるのでいいですね。さらにゲームアプリとのこと。まさに楽しみながら継続を促す、最近耳にする「ゲーミフィケーション」による「行動変容」のヘルスケアアプリなんですね。面白い着眼です。日本国民に広く使ってもらえるように、応援しています。
大規模疫学調査によってオーラルフレイルが全身的なフレイルや要介護状態を招くことが示されています。
これを回避するため歯科医療に「口腔機能低下症」が取り入れられましたが、対象となるべき人々が必ずしも歯科医院で検査を受けるわけではありません。
この健口アプリを普及させ楽しみながらオーラルフレイルを予防できれば、「歯科界から国民への福音」となります。アプリが早く完成することを切望しています。
大阪大学大学院歯学研究科教官である十河と大学で研究者の事業化支援をしていた西願を中心に創業された大学発ベンチャーiCATは、歯科業界の皆さまの温かいご指導・ご支援を受けながら、昨年11月11日に創業20周年を迎えました。
この節目のタイミングに、歯科医院や歯科技工所向けに提供してきた製品・サービスに加え、一般の方に向けた新しいソリューションを事業化させ、すべてのヒトに健口を届ける第一歩を踏み出したいと考えています。
代表取締役CTO
歯科医師、博士(歯学)
代表取締役CEO
本プロジェクトの出発点は健口トレーニングゲームアプリ事業になりますが、将来的には、食事管理(ミールラウンド)アプリとの連携や、全身健康関連アプリ・製品サービスとの連携、高齢者遠隔見守りシステムとの連携、飲食クーポンとのポイント連携、保険会社の保険商品との連携、さらには地域の自治体や介護士・ヘルパー・かかりつけ医などとの包括的な連携とマイナンバーカードとの連携(マイナ連携)を推進することで、単なるゲームアプリ事業から「健口プラットフォーム」、「包括的全身健康プラットフォーム」へと発展させていきたいという壮大な夢を思い描いています。
ぜひこの夢に向かう第一歩を、皆さまのサポートで実現させてください!